高崎経済大学井門ゼミ3年生は、11月11日と12日の二日間、新潟県松之山温泉で開催された「松之山温泉ふぇすてぃBAR2022秋」に参加しました。
「松之山温泉ふぇすてぃBAR」とは、スマートフォンを利用して電子チケットを買うことで、温泉街の旅館や飲食店で一品一杯の飲み歩きを楽しむことができるイベントです。今回は13店舗の旅館や飲食店が参加し、こだわりのお料理やお酒を提供しました。イベントに参加した学生は、主に次の活動を行いました。
・日本酒ナビゲーター講座・シェリー酒講座に参加
・松之山ふぇすてぃBARの手伝い
・学生BAR「地炉」の運営
日本酒ナビゲーター講座・シェリー酒講座
日本酒ナビゲーター講座は、プロジェクト初日に「酒の宿 玉城屋旅館」で行われました。学生達は酒匠の資格を持つ講師であり館主である山岸さんに説明をしてもらいつつ、4つの日本酒を飲み比べ、香りや味の違いを学びました。また、日本酒が造られる過程やそれぞれに合うグラス、味や香りの表現の仕方などについてもレクチャーいただき、ふぇすてぃBARでの接客の際に役立つ知識を身につける貴重な経験となりました。飲むといっても、講座では実際に飲むのではなく口に含んで確かめるまで。水で口をすすぎ次の日本酒へというように、酔わずに香りと味を確かめるので、飲めない人(未成年やアレルギーの人を除く)も楽しめました。実際に飲んでみても、新潟の清酒はふだん口にするのとは全く別物のような新鮮さがありました。シェリー酒講座では、ワインの一種であるシェリーの種類や完成するまでの過程を講師の方に解説いただきました。また、三種類のシェリーの味を比べ、その違いや作り方を解説していただきました。普段飲む機会の少ないシェリー酒について勉強できた、とても良い機会になりました。
松之山フェスティBAR
松之山ふぇすてぃBARでは、主に3つの活動を行いました。1つは、イベントのホームページ作成と更新です。担当の学生は、専用のホームページを作成し、チケットの購入方法や松之山温泉までのアクセス、参加店舗が提供する一品一杯などについての情報を更新しました。また、開催される季節に合わせた秋仕様のレイアウトや写真に変更し、見やすいホームページを作りました。(作成したホームページはこちら。イベントは終了しており、次の開催は未定です)
2つ目は、当日の受付です。イベントに参加するためには、まず受付でチケットを購入してもらう必要があり、その手続きや決済の対応を行いました。また、受付ではチケットの使用状況なども確認することができるため、お客さまの流れを確認しつつ専用のLINEオープンチャットにて、混み具合や営業時間などの案内も行いました。また、イベント終了後は里山ビジターセンターの方に協力いただき、精算などを行いました。
3つ目は、イベントに参加する各店舗のお手伝いです。学生は事前に参加店舗と連絡を取り、スマートフォンによるチケットの操作や案内など、お手伝いの必要な店舗をサポートするためのシフトを作成しました。当日はそれぞれの店舗に学生がお手伝いに伺い、お店の方やお客さまがいらっしゃった際は、チケット操作について説明します。また、チケットが使用された際にはお客さまに一品一杯を提供します。また、専用のLINEオープンチャットにてお料理の写真を載せながら、店舗のPRも行いました。
学生BAR「地炉」の運営
学生BAR「地炉」では、学生がメニューやサービスを考え温泉街の方や観光客の方に提供します。今回は和風な内装を用意し、いろいろな地域の名物を手作りしました。調理を担当した学生は、事前に試作を行い、プロジェクト前夜に仕込みを行いました。特に人気だったメニューは、こだわりのきんぴらが入ったおやきです。地炉にある囲炉裏では、マシュマロを焼いて食べることもできます。初めての松之山温泉でのプロジェクトだっただけでなく、スマートフォンによるチケット利用も初めての試みであったため、苦労することはたくさんありましたが、みんなで協力してイベントを無事終えることができ、とても良い経験となりました。